SANOOV NP-F550というビデオバッテリーを購入しましたので、使用感をレビューしていきます。SANOOV NP-F550は、SONY Lシリーズのビデオバッテリーと互換性のある製品で、カメラだけでなく照明機材や液晶画面の電源供給に使うことができます。
数あるNP-F550互換バッテリーの中でも、価格が安くてコストパフォーマンスが良い製品になります。
2600mAhの容量を持ち、NP-F550・F750・960・FM50・70・90・QM91Dに対応した機器で利用できます。充電器ではバッテリーの充電状況を確認でき、付属のUSBケーブルによって2つのバッテリーを同時に充電することができます。
例えば、私の場合はLEDライトでこのバッテリーを使っています。
バッテリーの外観や厚さは次のような感じです。
こちらの製品の良いところは、USB対応のバッテリー充電器が付属されていることです。専用充電器と電源供給するためのUSB Type-Cケーブルも用意されているので、USBケーブル経由でバッテリーを2個同時に充電できるようになっています。
特にバッテリー残量が確認できるのも良いですね！
初めてバッテリーを購入する人でも迷わずバッテリーの使用から、充電まで出来るようになっています。SANOOVのバッテリーは、例えば以下の機器に装着して使うことができます。
今回はSANOOV NP-F550バッテリーを実際に使用してみた結果や、バッテリーの持ち時間について検証してみましたので詳しく後半でご説明していきたいと思います。
目次：SANOOV NP-F550互換性バッテリーのレビュー
SANOOV NP-F550の内容物と付属品
バッテリーを購入すると、次のような内容物になっています。
- バッテリー本体 2個
- 専用充電器(液晶つき)
- USB Type-Cケーブル
冒頭でも触れたとおり、バッテリー本体と充電器に加えてケーブルが付属しています。購入後からすぐに充電を行うこともできますが、以下のようなUSB充電アダプターが必要となります。
場所を取らず、非常にコンパクトなUSB充電器です。
SANOOV NP-F550のバッテリー持続時間を検証
それでは実際にNP-F550互換バッテリーのSANOOVを取り付けて、照明機材でどれくらいの時間で使い続けられるのか検証してみたいと思います。今回はNEEWER 660 RGB LEDライトを最大光量にセットして使用してみました。LEDライトの出力は仕様上で40Wとなっています。
検証を開始したのは19時31分です。
1時間経過しても問題なく発光しています。
1時間半経過したところで、表示されるバッテリー残量が2つ減りました。この照明機材ではバッテリー残量メモリが2つ減ったところで、間もなく消灯してしまう傾向が多いです。
実際に消灯したのは21時12分でした。およそ1時間半から1時間45分ほどバッテリーが持続しました。
実際にバッテリーを使ってみた結果としては、軽量なバッテリーながら、そこそこの持ち時間だったんじゃないかと思います。
SANOOV NP-F550バッテリー容量の計測結果
続いて、今度はおすすめのバッテリーの方でも紹介している、NITECORE USN3 PROという充電器を使って、SANOOV NP-F550バッテリーの容量を計測してみました。NITECORE USN3は、充電しながら累積の電流値をバッテリー容量として計測してくれる製品です。
NP-F970やNP-F570、NP-F330などのバッテリーを同時に2個充電できる充電器です。入力はUSB端子とケーブルを備えていますので、USB充電器から充電が可能です。更に、バッテリー残量や、充電中の電流値、バッテリー容量の測定が可能となっており、バッテリーの劣化や状態の管理に役立つ優れた製品です。
まずは、前述の照明機材で使い切ったSANOOV互換バッテリーを、更に別の機器で使用して、可能な限りバッテリーを使い切ります。
時間を掛けて充電を行っていくと、満充電となりました。
表示された充電容量は1613mAhと1838mAhとなりました。
バッテリー背面に書かれている仕様を見ていくと、実際に計測した結果とは随分と差があることが分かりました。
- 3000mAh
- 7.4V
- 22.2Wh
過去に調べたバッテリー製品と比べても少ない値となっていまいました。以上の結果から、SANOOV NP-F550は、充電器やケーブル等が付属されていて、比較的安い価格で購入できる製品としては、おすすめできるものの、持続時間などの品質面では他の製品よりも良くない結果になりました。この辺りを踏まえて、バッテリー購入の検討をしていただければと思います。